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日本酒の本

調べたいことが書かれているのではないかと
ネットで購入した書籍が週末に届いたのですが
これが素晴らしい内容でした。

『日本の酒』坂口謹一郎著 岩波文庫 2007年発行
但し、本書の初版は 岩波新書 1964年発行

坂口先生は新潟県出身、東京大学名誉教授で発酵学の大家、
文化勲章、勲一等瑞宝章受章の他、歌集『発酵』の刊行(1958年)、
新春御歌会始の儀に召人(1975年)のご経歴には
断然関心を寄せてしまいました。
1994年に97歳で逝去されています。
お酒の神さまはやはり長生きされたのですね。

『日本酒』秋山裕一著 岩波新書 1994年発行
更に、2011年には26刷を重ねている

秋山先生が坂口先生の門下生であること、
『日本酒』は『日本の酒』の後を継ぐ新しいものをと
坂口先生のすすめで執筆されたことは
『日本酒』を読んで知りました。

さらに、『日本酒』の解説を、先日食の図書第二便に
入れてもらっていた小泉武夫先生が書かれていて、
その背筋の伸びた印象の異なる語り口におかしくも
故坂口先生への尊敬の念が感じられ、

秋山先生の文章にも小泉先生への文章にも、
坂口先生より今日へ引き継がれている
日本酒への誇りと愛情を実感し、感動しました。

20120723日本酒の本

『日本の酒』お目次カットには、
幸田露伴筆の古い時代からの酒という文字を117字
写した長い巻物の一部が挿入され、頁をめくる期待が高まりました。

酒の歌もたくさん入っていてたまりません。もちろん
万葉集からの十三首もです。

そもそも日本酒が如何なるものかを教えてくれます。

『日本酒』には、知りたかったことが触れられていました。
日本酒の主な味成分とその特色、それに
日本酒中の香りの成分とその特徴です。

いずれにも、利き酒とはの答えが書かれていました。

『日本酒』は、恩師坂口先生の歌が紹介されて終えられていました。
「うまさけはうましともなく飲むうちに 酔ひての後も口のさやけき」

『日本の酒』の解説では、恩師坂口先生へ名酒とは何かを問うた際の
返事が紹介されていました。「喉にさわりなく、水の如く飲める酒」

『日本酒』では、この「喉にさわりない」ということと
「水の如く」について、具体的に掘り下げられていました。

名酒とは何かまで言及されている書物が存在することに感激しました。

あま、から、ぴんに出会えました。

深く何度でも読み返したいと思います。

週末の絶品な肴となりました。

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